未来デザインネクストに参加して
コトミです!
今回は、6月22日六本松にて「未来デザインネクスト」に参加したことについて書きます。
このイベントについて!
「未来デザインネクスト」とは、福岡デザイン専門学校が開催するトップクリエイターによる特別講義である。
感想に入る前に、この特別講義で基調講演をされた菅様の紹介を少し。
菅俊一(すげ しゅんいち)
研究者、映像作家、多摩美術大学美術学部統合デザイン学科専任講師
主な仕事として、NHK Eテレ「2355/0655」ID映像など
著者『行動経済学まんが ヘンテコノミクス』(共著・マガジンハウス)など
よしこのへんで紹介は終わりにして、感想に入っていきます。
パネルディスカッション(クリエイティブの出発点と観察)
私は学校で3限を受けてからの参加だったため、菅俊一様による基調講演は聴くことが出来なかった、、、
私が聴いたのはパネルディスカッション。
菅俊一様、下川一哉様、佐藤俊郎様の3人とファシリテーターの江副直樹様の4人で話が進められた。
印象的だった話
まず3名の方それぞれで印象に残った話しがあったので、それを紹介していく。
○管俊一様
菅さんは紹介にも書いたように、映像、漫画、時には展覧会を手掛けている。その仕事をするにあたっての菅さんの考え方がとても印象的だった。
「最初から映像や漫画を作ろうとはしていない。アウトプットは最後。色々考えて視点を絞っていった結果、最終形態が漫画だったりする。」
と菅さんは言った。
自分が考えてたこととは少し違って、なるほど!とも思ったし、すごく大変そうだなとも思った。
自分が考えてたこととは、最終的なゴールを決めて逆算して考えていくという方法。個人的に、逆算は効率が良い感じがする。
逆に菅さんの方法は、最終的なことを決めず一つ一つ丁寧に段階を踏んで、たどり着いた考えを一番いい方法で形にして世に出す。ゴールを決めていない分、いろんなアプローチの仕方を考えることができる。これって理想的なんじゃないかと感じた。
そしてもうひとつ!折り畳み傘の話!
これは、面白いなワクワクするなと感じたから紹介しておく。
折り畳み傘は、いまの時代常にカバンに入れておけるほどコンパクトになった。
常に傘がある状態ということは、天気を気にしなくなるということ。世の中が便利になればなるほど人は考えなくなる、というお話をされた。
ここで衝撃(?)の一言
「便利だからこそ、面倒くさいことを逆にしたくなる。」
…え、そういう考えになるの?!
私は割と面倒くさがりだからよくわからない(笑)でも、バリバリ働く人(仕事や家事など)にとっては、することが減ると手持ち無沙汰になるのかな?とも考えることができる。
でも自分は面倒なことをしたいとは思わない。
じゃあ他の人だったら??
こうやって人のことを考えると新しいアイデアが見えてくるし、人のことを考えることはすごく意味があるのだと改めて感じた。
○下川一哉様
下川さんはパネルディスカッションの序盤の方でこう言った。
「言語化する力が衰えると自分の仕事がなくなる」
下川さんのお仕事とはデザインプロデューサーで、以前は『日経デザイン』の編集長をしていたお方。
下川さんは言語化を毎日することを心がけているそうだ。写真を投稿するときには言葉を添える。そうすると世間から反応がもらえる。
自分は良いと思っていたが、他の人から見るとそうでもないということも。
自分だけの世界にとどまらないためには、些細なことでも発信することは大事だなと感じた。
○佐藤俊郎様
いきなりだが、下の画像を見て欲しい。
この画像は、佐藤さんのお話を聞いて私がイメージした図。(間違ってたらごめんなさい)
この画像を見て、私たちはどういう図だと認識するのかというお話。
「一般的にはゴミ箱に物を捨てる人」だと佐藤さんは言った。私もそう思う。
でも佐藤さんのお子さんは幼い頃、この図を見て「ゴミ箱の中から物を拾う人」と言ったらしい。
見る人によっては受け取り方も違うため、本来の意味がちゃんと伝わってないこともある。
このようなちょっとした出来事を観察し、ズレに気づく。そして考え、後に新たなデザインを生み出すんだ!と具体的に考えることができた。
この話を聞いて、地図記号が変わったことを思い出した。日本人の認識と外国人の認識。ズレが生じているという点では佐藤さんのお話と同じなのかなと思った。
まとめ
パネルディスカッションでは、アイデアがどうやって生まれるのか、そして気づきの大事さを学べたと思う。
自分が普段見落としてることを、菅さんたちは拾っている。それをヒシヒシ感じた講演会だった。
明日はゼミがあるので、今回聞いたお話と共通する部分を見つけながら森田先生のお話を聞こうと思う!
次回はゼミの内容ということで…!
以上(*´-`)