コトミのblog

森田ゼミ2期生

長崎大学に行ってきたー音楽ー

ただいま夏休みでございます。コトミです。

だいぶ時間が空いちゃったけど先月長崎大学に音楽を学びに行ってきたので、そのブログを書いていきます。遅くなってごめんなさい。

 

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その日はめちゃくちゃ土砂降りで、あんな土砂降りの中歩いたのは久々でした笑 

でもこの1日を通して、雨の音も音楽と捉えることができると知った。

 

 当日の話をする前に、音楽の事前課題としてマインドマップを作ったのでそれの紹介です。

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私がつくったマインドマップを見ると、エンターテインメントとして音楽を捉えていることがよくわかる。毎日何かしら音楽を聴いているから、私にとっては日常になくてはならないものだなと書きながら思ってた。だから、どうしても音楽と言われると曲や歌を思い浮かべてしまう。

 

 

この事前課題を踏まえたところで、当日の話をしていきます。

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今回の音楽の授業は長崎大学の西田治先生がしてくださいました。長い時間お世話になり本当にありがたかったです。また教育学部の学生さんも4人来ていただき、雨の中こんなに充実した時間を過ごせたのは長崎大学の方々のおかげでした!

 

 

さて、西田先生にまず言われたことは

★遊び心を大切に

★他者の表現を自分の表現と同じように大事にする

この2つ。

 

1.音遊びと即興演奏

ワークショップが始まり、いろんな音あそびからみんなでやっていった。

まずはみんなで円をつくってリズムに乗りながら隣の人と手をたたいたり、隣の人に物を渡していくっていう簡単なゲーム。

なんでもバスケットオーケストラっていう、小学生のころめっちゃやってたフルーツバスケットの楽器バージョン。

そしてドラムサークル🥁

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音の強弱をつけたり、何となく生まれたリズムに合わせていくと音楽してるなーって感じられて、音がピタッと止まったときはちょっと鳥肌が立つくらいすごかった。

あらゆる音を全身で楽しんでる感じが最高に楽しかった。

昔の話になりますが、小学生の頃音楽クラブに入ってて、先生がいない間好き勝手に楽器を弾いてみんなではしゃいでたのを思い出した。音程とか楽器の扱い方とかはガン無視。

大人になるにつれてそういう自由度って削ぎ落とされちゃって、上手にこなすことばかりに一生懸命になりがちですよね。昔の自分から学ばされることって案外多いな。

 

 

 

この音あそびの時間では、楽器から出る音、手拍子、足踏み、音の強弱、タイミングなどでリズムを奏でるというだけで、体も心もあったまるしワクワクすることを学んだ。

 

 

 

2.グループによる創作

グループで四種類のカードを使って自由にリズムをつくるワークをやった。

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他のチームのパフォーマンスを見たり物足りなさを感じて、もう少しここアクション入れてみようっていう流れになった。どんどん自分たちでいい形に仕上げていく時間が面白かった。

 

西田先生が用意してくださった文献にも書いてあったことですが、「音楽ってどうやってやるの」という一つの答えは楽になること・アホになることだそう。

自分たちで思考錯誤して考えてるパフォーマンスを考えてるときや夢中になっているときって、はたから見たらアホな集団だったんだろうなーと思う笑

でもアホになるって、「よしっアホになるぞ!」って感じで意識するとだめだと思った。意識すると「こうしなきゃ、こうやらなくちゃ」っていう変な決まりを自分で作ってしまうから。自然とアホになれる、そういう雰囲気が必要なのかなと思った。

 

 

3.サイレンスと即興演奏

ここで学んだのはサウンドスケープとunlearn。

 

外を歩いてみて、風の音、雨の音、木の揺れる音などその空間を彩ってる音に耳をすませてみた。そして、目を瞑って歩いたりもした。

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こんなに耳に集中して外を歩いたことはなかった。視覚を奪われると、聴覚をものすごく頼りにしてた。だから、枯葉を踏む音にびっくりしたり、目を瞑ったまま急に話しかけられるとビクッとしたり!

枯葉を踏む音なんて今まで気にしたことなかったけど、その音にびっくりしてる自分に驚いた。

 

 

そして今回unlearnという言葉を学んだ。

unlearnは「まなびほぐす」こと。

型にとらわれない。決まりはない。

今回西田先生が考えてくれたプログラムによって、私たちはunlearnができたと思う。

音楽って割と派手なイメージが私の中にあって、、

それはまあ吹奏楽部での経験とか、アーティストのライブに行ったりと華やかな音楽に触れる機会が多かったからかもしれないけど。

音楽=人を魅了するもの

のイメージが強かった。

 

 

今回の音楽の時間を通して、魅了するものってのも間違っていないけど、それだけじゃなくて静寂や自然の中にある小さな音、手拍子などから生まれるリズム、全てを音楽と捉えていいんだと教わった。

 

 

だから今までの抱いていたイメージを取っ払うというよりは、まだ気づいてない音楽の面白さに気付かされた時間だったなって思った。音楽の幅がこんなにも広いことを知らなかった。これから"音楽とは"と問われた時は、もっと自由な回答を私たちはすることができる気がする。

 


西田先生のおかげで音楽という概念を一度開いて揺さぶって、「音楽」について考え直すことができてよかった。

 


西田先生、一緒に活動してくれた長崎大学の学生のみなさん、長い時間お世話になりました。ありがとうございました!!

 

 

 

 

〜哲学、旅、文学、音楽のまとめ〜

私が前期を通しての教養祭りを終えて、今思うことは全て「まなびほぐし」の時間だったなということ。

20年生きてきて色んな経験から学び、蓄積されてきた知識や情報。この教養祭りは、その今までの経験とか知識を一旦分解して新しい学びを得る時間だった。

 


自分の考えを揺さぶって、また誰かによって揺さぶられて、真剣に考えていくことの面白さを知った。

 

 

 

教養楽しかったです。森田先生にも感謝。

後期のゼミも楽しみ。

 

 

 

よし、今日も一日楽しむぞ〜〜

以上です!